Tig溶接機を用いたガウジングの新工法

多量の粉塵や騒音などの諸問題を解決し、作業環境を改善する溶断技術

TIGアークによる溶断技術

伊方発電所の廃炉措置に関わる技術として、四国電力から委託を受けて開発した「Tigガウジング工法」は、Tig溶接技術を応用した切断技術。同社が開発した特殊トーチノズルを使用し、アーク熱によって溶けた溶融金属を排除しながら溝の深さをコントロールする。

溝の深さを自在に調節

電圧の調整で様々な材質に対応でき、完全切断から薄肉一枚残した切断、浅堀り・深堀りまで調整可能。従来法で課題だったスラグや火花の飛散、ヒュームガスの放出を大幅に抑制できることに加えて、ガウジング時の表面酸化が少ないことから、溶接が容易になる等の特長がある。

作業環境の改善に寄与

要求する溝の深さに応じて選べる3種類のノズルと、使用するガスの量を抑えたエコノズルの計4種類を展開。密閉された空間での大型タンク設備や厚肉配管の切断時に薄肉一枚残すようなガウジングも可能で、作業環境の改善に大きく寄与することができる。

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